ごあいさつ

 昭和41年8月に創立した社会福祉法人寿水会は、地域の高齢者の幸福を願い、昭和42年2月、岩手県で2番目の民間老人ホームとして、養護老人ホーム寿水荘を開設しました。以来令和6年2月を以って57年経過を迎えますが、ここに至るまでの間、私たちは高齢者福祉のパイオニアの気概をもって、常に地域の皆様と共に歩み、地域ニーズに積極的にお応えし、特別養護老人ホーム立生苑、ショートステイ、立生苑デイサービスセンター、ケアハウス千鳥苑、グループホーム千鳥苑、居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、小規模多機能ホーム見分けの森などの高齢者福祉・介護事業を総合的に展開してまいりました。

 こうした中で、介護保険制度の導入を始めとする数々の変遷を経て、今日に至っておりますが、伝統と実績をもとに、職員一同、サービス業のプロとして、常にお客様の立場に立って考え、個人の尊厳を大切に、自分が受けたい、感動していただけるような、質の高いサービスの提供を旨として、ご利用のお客様が安心して楽しく穏やかな生活を実現できますように日々に研鑽努力を重ねています。

 また、質の高い福祉サービスは、質の高い人の手によって生まれることから、人材を大切にし、質の高いサービスを担う「優しい心、高い専門性、強い責任感を持って自らを省み、向上発展する人材」(幸福の生産者)の育成と働き甲斐のある職場づくりに力を入れています。

 令和4年6月に移転・開所となった特別養護老人ホーム立生苑には、コロナ禍の影響により実質的な運用までできていない状況ではありますが、地域の皆様にご利用いただける「地域交流ホール」も設けさせていただきました。社会福祉法人寿水会は、今後とも、地域と共に歩み、信頼の経営で、お客様の幸福と全ての人が共に生きる幸福な地域社会の実現に邁進してまいります。

皆様の変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます。

                                  令和6年1月

社会福祉法人 寿水会 理事長 小田代 將正